| 犬の進化と生食 犬の祖先が地球上に誕生したのが4,000万年前といわれています。そして1,500万年前にトマークトゥスという イヌ科動物の祖先に進化しました。 その後100万年前あたりからキツネ、タヌキ、オオカミ、イヌ、ジャッカルなどに枝分かれして進化したといわれ ています。 このように犬はその起源から4,000万年ともいわれる長い時間を経て進化を続けてきたわけですが、ここで大切 なことは進化の過程のほとんどの時間を、生の食べ物を食べて生きてきたということです。 犬が食べていた物 犬は野生の時代、山や草原を歩きながら、群れとなって自分より大きな草食動物を捕らえて食べたり、小動物や 昆虫、魚なども食べていたと考えられます。そして草食動物の骨や内臓、消火器官の内容物を食べることでビタミ ンやミネラルを摂取していたとみられています。また、熟して落ちた果物、動物の死骸、他の動物の糞も食べていた と思われます。 厳しい自然界において犬という生き物は、食餌に耐えられるよう胃酸のPHがとても低く、たいていの菌はその胃酸に よって殺菌してしまうのです。ただし、いかに犬の菌が強く、多様な食餌に対応できたとしても、自然界には加熱調理 された食べ物はありません。 ドライフードと犬の食事 ドライフードがこの世に登場してから約70~80年。日本でも50年しか経っておりません。ドライフードとは加熱を何度も 繰り返して作られた本来の犬の食事の代用品です。4,000万年かけて進化した犬の消化吸収システムが、70~80年で 大きく変化するとは考えられません。犬はそのたくましさで本来の食べ物でない食事になんとか対応しているのでしょう。 ドライフードに含まれる穀類も同様に犬が本来食べていなかった栄養といわれています。犬は食べ物を犬歯で引きちぎ って大量の唾液で飲み込むのが、犬本来の食事の仕方で、咀嚼(カミカミ)はほとんどしません。そして唾液に炭水化物を 消化する酵素であるアミラーゼをほとんど含んでいません。犬は炭水化物を含む穀類の消化は苦手です。 犬本来の食事とは・・ 犬本来の食事とは、その進化の過程や口や消化器官の構造から考えると、穀物中心ではなくタンパク質が熱変性を受け ていない、肉(内臓、骨を含む)を中心とした、生の食事ということになります。 こういった本来の食事を与えることが犬の健康に役立つと考えるのが普通ではないでしょうか。 |